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クロール済み-インデックス未登録は問題?Google新見解と対処

記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司

「Search Consoleを開いたら『クロール済み – インデックス未登録』のページが何百件もあって不安になった」「これはペナルティなのでしょうか」。SEOのご相談では、こうした声をよくいただきます。

2026年11月3日(米国時間)、海外のSEOメディアSearch Engine Roundtableが、Googleがこのステータスのヘルプの説明を書き換えたことを報じました。新しい説明では、Googleはウェブ上のすべてのページを登録するわけではなく、多くのサイトで見られる一般的な表示であり、必ずしも対応が必要な問題を示すものではない、という趣旨がはっきり書かれています。

この記事では、何がどう変わったのか、放置してよいページと直すべきページの見分け方、重要なページが登録されないときの確認手順を、中小企業のサイト担当者向けに整理します。

筆者は全日本SEO協会認定SEOコンサルタントとして、Web制作に10年以上携わり、延べ1,000件以上のご相談に対応してきました。当社サイトで実際にインデックス未登録のページを棚卸しした経験も交えてお伝えします。

目次

Google公式ヘルプの説明が変わった|何が新しくなったのか

ヘルプページの説明文が新しく書き換えられた様子のイラスト

まずは、今回の変更の中身を正確に押さえておきましょう。変わったのは、Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートのヘルプにある「クロール済み – インデックス未登録」の項目です。

以前の説明と新しい説明の違い

Search Engine Roundtableは、ウェブページの保存サービスに残っていた旧い版(2026年10月26日時点の記録)へのリンクを示して、変更点を伝えています。

それによると、以前の英語版の説明は「ページはGoogleによってクロールされたが、インデックスには登録されていない。今後登録されるかもしれないし、されないかもしれない。このURLのクロールを再送信する必要はない」という短いものでした。

「再送信は不要」とだけ書かれていたため、何もしなくてよいと受け止めていた方も多かったはずです。

新しい説明は、「Googleはウェブ上のすべてのページをインデックスに登録するわけではないため、これは多くのサイトで表示される一般的なメッセージであり、必ずしも注意が必要な問題を示すものではない」という一文から始まります。そのうえで、重要なページにこの表示が出ている場合は、URL検査ツールなどで原因を調べるよう案内しています。

新しく加わった「調べ方」と「報告フォーム」の案内

新しい説明では、重要なページが対象になっているなら、URL検査ツールなどを使い、クローラーをブロックしていないかなど、ページが表示されない原因がサイト側にないかを調べるよう書かれています。以前の「再送信する必要はない」という一文は、英語版からはなくなりました。

さらに、原因を調べ尽くしたうえで、サイト全体でインデックス登録ができないような不具合が疑われる場合は、インデックス登録の問題を報告するフォームを使うよう案内しています。つまり、個別ページの問題とGoogle側の不具合を分けて考える道筋が示されたといえます。

日本語版ヘルプも新しい説明に更新された

日本語版のヘルプも、本記事の執筆時点(2026年11月5日)で確認したところ、新しい説明に置き換わっていました。「Google はウェブ上のすべてのページをインデックスに登録するわけではないため、これは多くのサイトでよく見られるメッセージ」という趣旨の文章です。

一方で、以前の「この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。」という一文はなくなっています。社内の手順書や過去のメモに旧い説明を書き写している場合は、あわせて見直しておくとよいでしょう。

なお、Search Engine Roundtableの編集者は、新しい説明に品質の問題への言及がない点を「少し不思議だ」とも指摘しています。Googleは過去に品質との関係に触れたことがあるため、品質の観点を外してよいという意味ではないと受け止めるのが妥当です。

「クロール済み – インデックス未登録」の意味と、似たステータスとの違い

クロールとインデックス登録の段階を並べて比較するイラスト

次に、このステータスがそもそも何を意味しているのかを整理します。似た名前のステータスが複数あるため、混同しないことが大切です。

クロールとインデックス登録は別の段階

Googleがページを検索結果に出すまでには、ページを見つける「検出」、内容を読みに行く「クロール」、データベースに登録する「インデックス登録」という段階があります。クロールされたからといって、自動的にインデックスに登録されるわけではありません。

「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleがページを読みに来たうえで、現時点では登録しないと判断した状態です。読みに来ていないのではなく、読んだうえで登録していないという点が、このステータスの特徴です。

「検出 – インデックス未登録」との違い

よく似た「検出 – インデックス未登録」は、GoogleがURLの存在は知っているものの、まだクロールしていない状態です。日本語版ヘルプでは、サイトに負荷がかかると予想されたためにクロールが先送りされた場合が多く、レポートの最終クロール日が空欄になると説明されています。

つまり「検出」はまだ読みに来ていない段階、「クロール済み」は読んだうえで保留している段階です。原因の探し方も変わるので、まずどちらのステータスなのかを確認しましょう。

noindexやrobots.txtによる除外とは別物

noindexタグを付けたページや、robots.txtでクロールを止めたページは、それぞれ別のステータスとして表示されます。これらはサイト運営者が自分で「登録しないで」と指示した結果なので、意図どおりであれば問題ありません。

一方で「クロール済み – インデックス未登録」は、運営者が止めていないのにGoogleが登録を見送ったものです。意図した除外なのか、Googleの判断なのかを分けて見ると、レポートがぐっと読みやすくなります。

なぜGoogleはすべてのページを登録しないのか

大量のページの中から一部だけが棚に登録される様子のイラスト

「せっかく作ったページなのに、なぜ登録されないのか」と感じる方は多いと思います。ここでは、Googleの公式な説明から読み取れる考え方を整理します。

Googleは「全ページの登録」を保証していない

Googleはヘルプの中で、すべてのページがGoogleのインデックスに登録されることは保証していないと明記しています。また、サイトのすべてのURLがインデックスに登録されることを期待すべきではない、とも書いています。

ウェブ上のページは膨大で、内容が重複していたり、検索する人にとって新しい価値が少なかったりするページも数多くあります。Googleは、登録する価値が高いと判断したページを優先していると考えるのが自然です。

重複や似たページは代表の1本だけが登録される

同じ内容のページが複数あると、Googleはその中から代表となる1本を選んで登録します。並べ替えや絞り込みの条件だけが違うページ、印刷用のページなどは、登録されなくても問題ないとヘルプでも説明されています。

WordPressでは、タグ一覧や日付別の一覧、ページ送りの2ページ目以降など、似た一覧ページが自動的に大量に作られます。これらがこのステータスに入っていても、多くの場合は気にしなくてかまいません。

ページの品質も判断材料になりうる

2026年11月3日(米国時間)のSearch Engine Roundtableの記事では、Googleのジョン・ミューラー氏の発言も紹介されました。不正アクセスの被害から復旧したもののトップページしか登録されないというサイトの相談に対し、詳しい情報がないと断言できないとしたうえで、不正アクセスとは関係のない、サイト全体の品質の問題のように聞こえると答えたものです。

個別の事例への回答ではありますが、登録されない理由に品質が関わる可能性を示すものといえます。

Googleは2026年10月に、有用なコンテンツに関するドキュメントへ「メインコンテンツ」の定義を追加しました。メインコンテンツとは、ページが目的を果たすことに直接役立つ部分のことで、かけた手間、独自性、技能、正確さがページの品質を左右すると説明されています。

対処が必要なページと放置してよいページの見分け方

重要なページとそうでないページを二つの箱に仕分ける担当者のイラスト

今回の更新で、「表示されているだけで慌てる必要はない」ことがはっきりしました。大切なのは、対象のページを仕分けして、本当に直すべきものだけに手間をかけることです。

放置してよいことが多いページ

次のようなページは、このステータスに入っていても放置してよいことが多いです。タグ・日付・著者の一覧ページ、ページ送りの2ページ目以降、RSSフィード、検索結果ページ、並べ替えや絞り込みでURLが変わるページなどです。

これらは検索する人が直接たどり着く必要の少ないページです。数が多いと気になりますが、件数そのものを減らすことは目的にしないほうがよいでしょう。

対処を考えたいページ

一方で、サービス紹介、料金、会社案内、問い合わせにつながる記事など、検索から見つけてほしいページが入っている場合は確認が必要です。特に、公開から時間がたっても登録されないページは、内容や内部リンクを見直す価値があります。

目安として、「このページが検索結果に出なかったら困るか」を自問してみてください。困るページだけを対象にすれば、確認の手間は大きく減ります。

件数の増減より「どのページか」を見る

レポートのグラフは、サイト全体の傾向をつかむには便利です。ただし、グラフの形だけでは、どのページが登録されていないのかまではわかりません。

レポートの件数が増えると不安になりますが、ブログ記事やタグが増えれば、一覧ページも自然に増えます。件数の増減だけで良し悪しを判断するのは避けましょう。

Search Consoleでは、ステータスをクリックすると対象のURLの一覧が見られます。一覧を書き出して、重要なページとそれ以外に分けるだけでも、やるべきことがはっきりします。

重要なページが登録されないときの確認手順

虫めがねでページを一つずつ点検する担当者のイラスト

ここからは、見つけてほしいページが「クロール済み – インデックス未登録」になっていた場合の確認手順です。上から順に見ていくと、原因を絞り込みやすくなります。

手順1:URL検査ツールで現在の状態を見る

Search Consoleの上部にある検査欄にページのURLを入れると、そのページの現在の状態が表示されます。最終クロール日、Googleが選んだ正規URLが自分の意図したURLと同じか、クロールが許可されているかなどを確認しましょう。

「公開URLをテスト」を押すと、Googleが今のページをどう読めるかも確認できます。ページが正しく表示されない、本文が読み取れないといった問題があれば、ここで気づけます。

手順2:ブロックや重複がないかを確認する

新しいヘルプでも例に挙げられているとおり、クローラーをブロックしていないかは最初に確かめたい点です。robots.txtやnoindexの設定ミス、セキュリティ系のプラグインやサーバーの設定でGooglebotを止めていないかを見ます。

次に、Googleが選んだ正規URLが別のページになっていないかを確認します。似た内容のページがあると、そちらが代表に選ばれていることがあり、その場合はページの統合やcanonicalの設定を検討します。

手順3:内容と内部リンクを見直す

技術的な問題が見つからない場合は、ページの中身を見直します。ほかのページと内容が重なっていないか、そのページでしか読めない情報や事例があるか、読者の疑問に最後まで答えているかを確かめましょう。

あわせて、サイト内の関連ページからそのページへリンクが張られているかも確認します。どこからもリンクされていないページは、サイトの中で大切なページだと伝わりにくくなります。

手順4:再クロールのリクエストは必要なときだけ

日本語版ヘルプでは、Googleはページを自動的に再クロールするため、重要な変更があったのにGoogleが1週間以上それを検出していない場合以外は、再クロールをリクエストする必要はないと説明されています。内容を大きく直したときに限って、URL検査ツールから登録をリクエストするとよいでしょう。

同じURLを何度もリクエストしても、登録が早まるわけではありません。直したら一度だけリクエストし、数週間は様子を見るのが現実的です。

WordPressサイトで多い原因と具体的な直し方

ウェブサイトの管理画面で設定を直している担当者のイラスト

中小企業のサイトはWordPressで作られていることが多く、原因にもよくあるパターンがあります。ここでは、筆者がご相談の中でよく見かけるものを紹介します。

似た内容の記事が何本もある

特に多いのが、ブログを長く続けているうちに、同じキーワードを狙った記事が何本もたまっているケースです。書いた本人も重なりに気づいていないことが少なくありません。

同じテーマで少しずつ切り口を変えた記事を何本も書いていると、どれも登録されにくくなることがあります。内容が近い記事は1本にまとめ、残りはまとめた記事へ転送する(301リダイレクト)と、評価が分散しにくくなります。

記事を削除する場合は、そのURLへのリンクや外部からの流入がないかを先に確認しておくと安心です。統合の判断に迷う場合は、表示回数やクリック数の多い記事を残すのが基本です。

中身の薄いページが自動で作られている

テーマやプラグインの設定によっては、画像ごとの添付ファイルページや、記事が1本しかないタグページが自動で作られます。こうしたページは中身がほとんどなく、検索する人の役に立ちにくいものです。

SEO系のプラグインには、添付ファイルページを本体の画像へ転送したり、タグ一覧にnoindexを付けたりする設定が用意されていることがあります。設定を変える前には、どのページが対象になるかを必ず確認してください。

サイトマップに不要なURLが入っている

見落とされがちなのが、XMLサイトマップの中身です。作った当初のまま何年も見直していないサイトでは、すでに存在しないURLが残っていることもあります。

XMLサイトマップは、Googleに「登録してほしいページ」を伝えるための一覧です。ここに転送済みのURLやnoindexのページが入っていると、伝えたい内容と実際の設定が食い違ってしまいます。

サイトマップには、検索結果に出したいページだけを載せるのが基本です。プラグインが自動で作るサイトマップでも、対象にする投稿の種類を見直しておきましょう。

当社サイトで棚卸ししてわかったこと

サイト全体のページを一覧にして棚卸しするチームのイラスト

最後に、筆者が当社サイトで実際にインデックス未登録のページを棚卸ししたときの経験をお伝えします。数字の見え方と実際の中身がどれだけ違うかを知っていただけると思います。

未登録の半分以上は登録不要のページだった

2026年8月に当社サイトのSearch Consoleを確認したところ、インデックス登録済みのページ約415件に対し、未登録のページが約279件ありました。そのうち約255件が「クロール済み – インデックス未登録」でした。

一覧を書き出して中身を分けてみると、138件はRSSフィード、カテゴリ・著者・日付の一覧、ページ送りなど、もともと登録の必要がないページでした。件数だけを見ると深刻に見えても、中身を分けると対応が必要なものはずっと少ないということがよくわかりました。

書き直した記事が再クロールされていなかった

一方で、内容を大きく書き直した記事の中に、書き直した後に一度も再クロールされていないものがありました。これでは改善した内容がGoogleに届いていないことになります。

そこで、書き直した記事は公開後にURL検査ツールで登録をリクエストする手順を、作業の流れに組み込みました。直すこととGoogleに知らせることは、セットで考えるのが大切です。

似た記事は統合を優先した

表示回数がほとんどなく、テーマが近い記事が複数あることもわかりました。こうした記事は1本ずつ直すよりも、内容を1本にまとめたほうが効果的だと判断しています。

なお、登録されるかどうか、いつ登録されるかはGoogleが判断することで、期間を確約することはできません。それでも、仕分けをして重要なページから手を打つことで、限られた時間を有効に使えるようになりました。

よくある質問(FAQ)

インデックス登録について相談する経営者と担当者のイラスト

「クロール済み – インデックス未登録」はペナルティですか?

ペナルティではありません。この表示だけで評価が下がるわけではないので、まずは落ち着いて対象のページを確認してください。

Googleのヘルプでも、多くのサイトで見られる一般的なメッセージであり、必ずしも対応が必要な問題ではないと説明されています。

ペナルティにあたる「手動による対策」を受けている場合は、Search Consoleの「手動による対策」レポートに表示されます。気になる場合は、そちらもあわせて確認しましょう。

件数をゼロにする必要はありますか?

件数をゼロにする必要はありません。Googleは、サイトのすべてのURLが登録されることを期待すべきではないと説明しています。

大切なのは件数ではなく、検索から見つけてほしいページが登録されているかどうかです。重要なページだけを確認すれば十分です。

登録のリクエストを何度も送れば早く登録されますか?

何度送っても、登録が早まるわけではありません。内容を大きく直したときに一度リクエストし、あとはGoogleの判断を待つのが基本です。

一定期間たっても登録されない場合は、リクエストを繰り返すよりも、内容の重なりや内部リンクを見直すほうが近道です。

トップページしか登録されていません。どうすればよいですか?

以前は登録されていたページが一斉に外れた場合は、サイト全体の品質や技術的な問題が関係している可能性があります。まずはURL検査ツールでブロックや正規URLの問題がないかを確認しましょう。

過去に不正アクセスの被害を受けたサイトでは、不要なページが残っていないかの確認も必要です。原因の切り分けが難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。

まとめ|慌てずに仕分けして、重要なページから手を打つ

整理されたウェブサイトが検索結果に向かって伸びていく様子のイラスト

Googleは、Search Consoleの「クロール済み – インデックス未登録」の説明を更新し、すべてのページを登録するわけではないこと、多くのサイトで見られる一般的な表示であることを明記しました。表示が出ているだけで、すぐに問題があるとは限りません。

一方で、サービスや料金のページなど、検索から見つけてほしいページが入っている場合は確認が必要です。URL検査ツールでブロックや正規URLを確かめ、内容の重なりや内部リンクを見直すのが基本の流れです。

英語版・日本語版ともヘルプは新しい説明に更新済みで、「再送信は不要」という旧い一文はなくなりました。まずは今日、Search Consoleで対象のURL一覧を書き出し、「検索に出なかったら困るページ」に印を付けるところから始めてみてください。

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株式会社アクセス・リンクでは、全日本SEO協会認定SEOコンサルタントの三田健司が、Search Consoleの読み方からサイトの構造改善、記事の統合・書き直しまで、中小企業のSEOを一貫してサポートしています。

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