記事執筆者:認定SEOコンサルタント 三田健司
「社内向けの資料ページが検索に出てしまった」「AIの回答に自社サイトの文章を使われたくないが、検索からの集客は減らしたくない」。最近、ホームページを運営している中小企業の経営者やWeb担当者の方から、こうしたご相談をいただくことが増えています。
検索に出したくない情報を止める方法は1つではありません。ページを消す、パスワードをかける、noindexを入れる、robots.txtで止めるなど、方法ごとに効く範囲も副作用も違います。
Googleは2026年10月21日、こうした方法をまとめた公式ページ「Control what you share with Google Search」を更新しました。robotsメタタグやdata-nosnippet、X-Robots-Tag、Search Consoleの「検索の生成AI設定」が一覧に加わり、AI検索まで含めた全体像が1ページで見渡せるようになっています。
この記事では、更新された公式ページの内容を整理したうえで、7つの方法の違いと目的別の選び方、WordPressサイトでの確認手順までを順番に説明します。
筆者は全日本SEO協会認定SEOコンサルタントとして、Web制作とSEOに10年以上携わり、延べ1,000件以上のご相談に対応してきました。設定を間違えて大切なページまで検索から消えてしまった例も見てきたので、その注意点もあわせてお伝えします。
Googleが公式ページ「Google と共有するコンテンツを制限する」を更新

最初に、今回どのページが、どのように変わったのかを確認します。ニュースの中身を正しくつかんでおくと、「何か新しい対策をしないといけないのか」と慌てずに済みます。
2026年10月21日の更新内容
更新されたのは、Google検索セントラルのドキュメント「Control what you share with Google Search」です。日本語版では「Google と共有するコンテンツを制限する」という名前で公開されているページにあたります。
Google検索セントラルの更新履歴によると、10月21日の変更は、robotsメタタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag、検索の生成AI設定といった「既存の方法」をページに加え、このページがGoogle検索についての説明であることを明確にしたものです。理由は「ページを新しい状態に保ち、サイト運営者が使える方法を正しく反映するため」と説明されています。
英語版のページの最終更新日も2026年10月21日に変わり、一覧表は「コンテンツをサイトから削除する」から「特定のGoogleサービスをオプトアウトする」までの7つの方法で構成されるようになりました。なお、2026年10月22日時点で日本語版のページはまだ更新されておらず、最新の内容は英語版で確認できます。
新しい機能ではなく「既存の方法の整理」である
ここで押さえておきたいのは、今回の更新で新しい設定や新しいルールが生まれたわけではない、という点です。追加された方法は、いずれも以前から別のページで説明されていたものです。
変わったのは「どこを見れば全体が分かるか」であって、Googleの検索の仕組みそのものではありません。すでに正しく設定しているサイトが、今回の更新を理由に何かを変える必要はありません。
ただ、これまでは検索結果から隠す方法と、AI検索に使わせない方法が別々のページに散らばっていました。それが1つの表で比べられるようになったことは、社内で方針を決める担当者にとって大きな助けになります。
中小企業のサイトにも関係する理由
「検索に出さない設定」は、大企業や大規模サイトだけの話だと思われがちです。しかし実際には、中小企業のサイトにも検索に出したくないページは意外と多くあります。
たとえば、採用が終わった求人ページ、取引先向けの価格表のPDF、社内マニュアルの一時置き場、テスト用に作った下書きページなどです。WordPressの添付ファイルページや、会員限定の資料の置き場所が、気づかないうちに検索に出ていることもあります。
一方で、AI検索の広がりとともに「AIに自社の情報を使われたくない」「逆にAIにはきちんと紹介してほしい」という相談も増えています。どちらの場合も、方法ごとの違いを知らないまま設定すると、思わぬ形で集客を失いかねません。
公式ページが挙げる「検索に出さない3つの理由」
公式ページは冒頭で、検索に出したくない理由として3つの例を挙げています。1つ目はサイトを訪れた人だけに見せたいデータを守ること、2つ目は利用者にとって価値の低いコンテンツを隠すことです。
3つ目は、数十万URLを超えるような大規模サイトや重複の多いサイトで、Googleに重要なページへ集中してもらうことです。2つ目については、利用者が投稿できるサイトで質の低い投稿やスパムがインデックスされると、サイト全体の順位に悪影響が出る可能性がある、と書かれています。
中小企業のサイトで多いのは1つ目と2つ目です。口コミ投稿や掲示板の機能があるサイトでは、2つ目の視点も忘れずに持っておきたいところです。

公式が示す7つの方法の全体像

更新された公式ページは、検索に出さないための方法を7つに整理しています。まずは一覧で全体を見てから、それぞれの違いを確認していきましょう。
7つの方法を一覧で確認する
公式ページの表に並んでいる方法は、次の7つです。①サイトからコンテンツを削除する、②ファイルをパスワードで保護する、③noindexルールを使う、④robots.txtでクロールを禁止する(画像・動画が対象)です。
続いて、⑤robotsメタタグ・data-nosnippet・X-Robots-Tagを使う、⑥検索の生成AI設定を使う、⑦特定のGoogleサービスをオプトアウトする、の3つです。表には、それぞれの方法が「どの種類のコンテンツに使えるか」もあわせて書かれています。
たとえば、削除・パスワード・noindexは「すべての種類のコンテンツ」、robots.txtは「画像と動画」、検索の生成AI設定は「サイト全体」が対象とされています。この「対象」の違いが、方法を選ぶときの最初の手がかりになります。
効く範囲で3つに分けると分かりやすい
7つの方法は、効く範囲で分けると整理しやすくなります。筆者はご相談を受けるとき、「サイト全体」「ページ単位」「ページの一部」の3段で考えるようにお伝えしています。
サイト全体に効くのは、検索の生成AI設定と、特定のGoogleサービスのオプトアウトです。ページ単位に効くのは、削除・パスワード・noindex・X-Robots-Tagで、画像や動画のファイル単位ではrobots.txtも使えます。
ページの一部に効くのが、data-nosnippetです。「どの範囲を止めたいのか」を先に決めると、7つの中から使う方法は自然に1つか2つに絞られます。
「検索に出ない」と「AIに使われない」は別の話
もう1つ大切なのは、「検索結果に出さない」ことと「AIの回答に使わせない」ことは、別の目的だという点です。混同すると、AI対策のつもりで検索からの集客まで止めてしまいます。
noindexはページそのものを検索結果から外す指示なので、AIによる概要やAIモードにも当然出なくなります。一方、検索の生成AI設定はAI機能だけを対象にした設定で、通常の検索結果への掲載はそのまま残ります。
さらに、GeminiアプリなどGoogleのほかのAIサービスでの学習を制限したい場合は、Google-Extendedという別の仕組みを使います。目的が3つあり、それぞれに対応する方法が違う、と覚えておくと迷いません。
ページを検索に出したくないとき|削除・パスワード・noindex

ここからは、目的ごとに方法を見ていきます。最初は「このページを検索結果に出したくない」という、もっとも多いご相談のケースです。
いちばん確実なのはコンテンツ自体を消すこと
公式ページは、コンテンツをサイトから削除することを、Google検索にもインターネット上のどこにも表示させないための「最善の方法」と説明しています。不要になったページは、残して隠すより消すほうが確実です。
削除したページのURLがサーバーから404または410を返すようにしておくと、Googleが再クロールしたときに削除を認識し、時間をかけて検索結果から外れていきます。急いで消したい場合は、Search Consoleの「削除」ツールで一時的に非表示にする申請もできます。
ただし、削除ツールでの非表示は約6か月の一時的なものです。元のページを消すかnoindexを入れるといった本来の対応をしておかないと、期間が過ぎたあとに再び表示されることがあります。
会員向けや社外秘の資料はパスワードで守る
取引先だけに見せたい価格表や、社内向けの資料は、パスワードで保護するのが基本です。公式ページも、機密情報や非公開のコンテンツは、許可された人だけが見られるようパスワードで保護する必要があると書いています。
パスワードで守られたページはGoogleが中身を読めないため、検索結果にも出ません。すでに検索に出ている場合も、保護したあと時間がたつと検索結果から外れていきます。
「URLを知らない人は来ないから大丈夫」という考え方は危険です。メールの転送やどこかに貼られたリンクから、URLは思った以上に外へ広がります。
noindexは「インデックスしない」というページへの指示
ページ自体は公開したまま、検索結果にだけ出したくない場合はnoindexを使います。noindexは、Googleにそのページをインデックスせず、検索結果にも表示しないよう伝えるルールです。
noindexを入れたページも、リンクをたどったりURLを直接入力したりすれば、誰でも見ることができます。つまり、noindexは「隠す」仕組みではなく、「検索に載せない」ための指示だと理解しておくことが大切です。
お問い合わせ後の確認ページや、キャンペーン終了後に残しておきたいお知らせなどは、noindexが向いています。期限が決まっているページなら、unavailable_afterで掲載の終了日を指定する方法もあります。

robots.txtのブロックとnoindexを混同しない
検索に出さないつもりで、robots.txtでページをブロックしてしまうケースはとても多く見られます。しかし公式ページの表で、robots.txtが対象とされているのは画像と動画だけです。
robots.txtで止めたWebページは、Googleが中身を読めなくなるだけで、ほかのサイトからリンクされていればURLだけが検索結果に出ることがあります。そのうえ、robots.txtで止めたページに入れたnoindexは、Googleが読みに行けないため無視されてしまいます。
ページを確実に検索から外したいなら、robots.txtでは止めずにクロールを許可したまま、noindexを入れるのが正しい組み合わせです。
画像・動画・PDFを出したくないとき|robots.txtとX-Robots-Tag

次は、ページではなく画像や動画、PDFなどのファイルを検索に出したくない場合です。ファイルにはHTMLのようにmetaタグを書けないため、方法が変わります。
画像と動画はrobots.txtで止められる
公式ページは、Googleがインデックスするのは、Googlebotのクロールが許可された画像と動画だけだと説明しています。そのため、画像や動画のファイルはrobots.txtでブロックすれば検索に出なくなります。
たとえば、製品の試作品の写真を置いたフォルダを、robots.txtのDisallowで止めるといった使い方です。WordPressの場合は、アップロードフォルダの中の特定の場所だけを指定する形になります。
なお、すでにGoogle画像検索に出てしまっている画像を急いで消したい場合は、Search Consoleの削除ツールと組み合わせて対応します。
PDFや資料ファイルにはX-Robots-Tagを使う
PDFやWordファイルを検索に出したくない場合に使えるのが、X-Robots-Tagです。これはページの中ではなく、サーバーが返すHTTPヘッダーという部分に書く指示です。
Googleのrobotsメタタグのドキュメントには、PDF・動画・画像などHTML以外のファイルのインデックスを止めるには、X-Robots-Tagを使うよう書かれています。robotsメタタグで使えるルールは、X-Robots-Tagでもすべて同じように使えます。
WordPressを置いている一般的なレンタルサーバーなら、.htaccessに数行書くことでPDFにまとめてnoindexを付けられます。ただし書き方を間違えるとサイト全体が表示されなくなることもあるので、作業の前に必ずバックアップを取ってください。

robots.txtで止めるとnoindexもX-Robots-Tagも読まれない
ここで改めて注意したいのが、robots.txtと、noindexやX-Robots-Tagとの関係です。Googleのドキュメントは、robots.txtでクロールを禁止したURLでは、インデックスや表示に関するルールが見つけられず無視されると明記しています。
noindexやX-Robots-Tagを効かせたいURLは、robots.txtでブロックしてはいけません。「念のため両方設定しておこう」と考えるほど、かえって効かなくなるという落とし穴です。
実際に、PDFをrobots.txtで止めたうえでX-Robots-Tagを付けたものの、検索結果にファイル名だけが残り続けた、というご相談を受けたことがあります。この場合は、robots.txtのブロックを外してGoogleにヘッダーを読ませる必要があります。
見せ方だけ調整したいとき|nosnippet・max-snippet・data-nosnippet

検索結果には出したいけれど、表示される説明文の中身は調整したい、という場面もあります。そのときに使うのが、スニペット(検索結果に出る説明文)を制御するルールです。
nosnippetはAIによる概要とAIモードにも効く
nosnippetは、検索結果にそのページの説明文や動画のプレビューを表示しないようにするルールです。Googleのドキュメントでは、ウェブ検索・画像検索・Discover・AIによる概要・AIモードのすべての表示に適用されると説明されています。
さらに、nosnippetを入れたページの内容は、AIによる概要とAIモードの回答を作るための直接の入力としても使われなくなります。ページ単位でAI検索への使用を止めたい場合の選択肢の1つです。
ただし、nosnippetを入れると通常の検索結果でも説明文が出なくなります。タイトルだけが並ぶ検索結果はクリックされにくくなるため、集客ページに入れるのはおすすめできません。
max-snippetで説明文の長さを抑える
max-snippetは、検索結果に使う説明文の最大文字数を指定するルールです。説明文をゼロにするのではなく、長さだけを抑えたいときに使います。
Googleのドキュメントによると、max-snippetもAIによる概要やAIモードを含むすべての検索結果に適用され、AI機能の直接の入力として使える内容の量も制限されます。nosnippetとmax-snippetを両方書いた場合は、nosnippetが優先されます。
有料の記事や会員向けの解説など、「冒頭だけなら見せてもよい」というページで検討する価値があります。
data-nosnippetでページの一部だけ隠す
ページ全体ではなく、一部の文章だけを説明文に使わせたくない場合は、data-nosnippetという属性を使います。HTMLのspan・div・sectionの要素に付けることで、その部分を説明文から外せます。
たとえば、ページの中にある料金の古い注意書きや、引用している他社の文章、社内の担当者名などを説明文に使われたくない場合に役立ちます。WordPressのブロックエディタなら、「カスタムHTML」ブロックで該当部分を囲む形で入れられます。
Googleは、JavaScriptでdata-nosnippetを後から付けたり外したりしないよう注意しています。読み込み時のHTMLに最初から書いておくのが確実です。
使いすぎると検索結果で不利に見える
スニペットを制御するルールは便利ですが、使いすぎには注意が必要です。説明文が短すぎたり何も表示されなかったりすると、検索した人は中身を判断できず、ほかのサイトを選びやすくなります。
筆者の経験では、「AIに使われたくない」という理由でサイト全体にnosnippetを入れてしまい、問い合わせが減ったという例もありました。止めたい理由がはっきりしているページだけに絞って使うのが基本です。

AI検索だけ外したいとき|検索の生成AI設定

通常の検索結果には出したまま、AI検索の機能からだけサイトを外したい場合に使うのが、Search Consoleの「検索の生成AI設定」です。今回の更新で、この設定が公式ページの一覧にはっきり加わりました。
Search Consoleの設定で3つの選択肢から選ぶ
Search Consoleヘルプによると、この設定は「設定」→「検索の生成AI」から確認・変更できます。2026年8月31日に、世界中のすべてのウェブサイトに提供されたと案内されています。
選べるのは、「検索の生成 AI 機能にサイトのリンクとコンテンツを含める」「除外する」「親から設定を継承する」の3つです。何も変えなければ「含める」が初期設定で、親にあたるプロパティがある場合は「継承する」が初期設定になります。
対象になる機能は、AIによる概要・AIモード・Google Discoverの生成AI機能の3つとされています。Googleは、この一覧は今後の検索の開発に合わせて更新していく予定だとしています。
除外しても通常の検索の順位には使われない
除外を選ぶと、サイトへのリンクやコンテンツはAI機能に表示されなくなり、AIの回答を作るための入力としても使われなくなります。その代わり、AI機能からの表示回数やアクセスはなくなります。
ヘルプには、この設定は検索のほかの部分に影響するランキングや掲載可否のシグナルとしては使われない、と明記されています。つまり、除外しても通常の検索結果の順位が下がるわけではありません。
ただし、ほかのサイトの似た内容はAI機能に表示され続けます。自社が外れても、競合サイトの情報がAIの回答に使われる状態は変わらない、という点は判断材料として知っておく必要があります。

Google-Extendedとは役割が違う
検索の生成AI設定は、AIのトレーニングには影響しないとヘルプに書かれています。検索の生成AI機能に使うモデルのトレーニングを制限したい場合は、Google-Extendedを使うよう案内されています。
Googleのクローラーのドキュメントでは、Google-ExtendedはGeminiモデルのトレーニングや、GeminiアプリなどでのGoogle検索の情報を使った回答に、自社サイトのコンテンツを使わせるかどうかを管理するための仕組みだと説明されています。Google-Extendedを設定しても、Google検索への掲載や順位には影響しないとも書かれています。
「AI検索の画面に出したくない」なら検索の生成AI設定、「Googleのほかの生成AIサービスでの利用を制限したい」ならGoogle-Extended、と目的で使い分けます。
反映には数日かかり、親子のプロパティで継承される
設定を変えてから反映されるまでには、通常数日かかります。ヘルプによると、設定が有効になってから1〜2日以内に除外されますが、キャッシュなどの影響でさらに時間がかかる内容もあるとのことです。
また、Search Consoleのプロパティには親子関係があり、設定は手動で設定された最も近い親プロパティから引き継がれます(どの親も設定していなければドメインプロパティの設定)。子のプロパティで個別に変えると、トップレベルのドメインプロパティの所有者に通知が表示されます。
制作会社とお客様がそれぞれ別のプロパティを持っている場合は、どちらで設定したかを必ず共有しておきましょう。設定を変える前には、生成AIパフォーマンスレポートで、AI機能からどれくらい表示されているかを確認しておくと判断しやすくなります。

特定のサービスだけ外す方法と目的別の選び方

7つの方法の最後は、Googleの特定のサービスからだけ外す方法です。あわせて、ここまでの内容を目的別に整理しておきます。
ショッピングやホテルなど個別のサービスから外す
公式ページは、Googleショッピング、Googleホテル、民泊などの宿泊施設の検索といった特定のGoogleサービスに、自社サイトのコンテンツを含めないよう伝える方法も挙げています。対象はWebページです。
Search Consoleヘルプには、ローカル検索結果などのGoogleサービスでの表示をオプトアウトする手順のページも用意されています。ただし、これらは特定のサービスに限った設定で、通常の検索結果から外れるわけではありません。
実際に使う場面は多くありませんが、「この機能にだけは出したくない」という事情がある場合の選択肢として覚えておくとよいでしょう。
目的別にどれを使うかの早見
目的別に整理すると、次のようになります。ページを誰にも見せたくないなら削除かパスワード、公開したまま検索に出したくないならnoindex、PDFなどのファイルならX-Robots-Tag、画像や動画ならrobots.txtです。
検索には出したいが説明文を調整したいならmax-snippetやdata-nosnippet、ページ単位でAI検索への使用を止めたいならnosnippet、サイト全体をAI検索から外したいなら検索の生成AI設定です。Googleのほかの生成AIサービスでの学習や利用を制限したいなら、Google-Extendedを使います。
迷ったときは、「誰に見せたくないのか」「どの範囲を止めたいのか」の2つを先に紙に書き出すと、選ぶべき方法がはっきりします。
やってはいけない組み合わせ
失敗が多いのは、複数の方法を重ねてしまうケースです。代表的なのが、robots.txtでブロックしたページにnoindexを入れる組み合わせで、noindexが読まれず検索に残り続けます。
もう1つは、AI対策のつもりでrobots.txtのGooglebotをブロックしてしまうケースです。Googleは、Googlebotに対するrobots.txtの指示はクロールそのものを管理するものだと説明しており、止めれば通常の検索からも情報が失われていきます。
また、サーバーやCDNのセキュリティ設定で、意図せずGooglebotを止めてしまっていることもあります。設定を変えたら、必ずSearch ConsoleのURL検査で確認する習慣をつけてください。

WordPressサイトでの確認手順

最後に、WordPressで作られたサイトで、検索に出さない設定が正しく入っているかを確かめる手順をご紹介します。専門知識がなくても、画面を見ながら順番に確認できます。
noindexの設定場所を確かめる
WordPressでは、noindexの設定がいくつかの場所に分かれています。管理画面の「設定」→「表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていると、サイト全体にnoindexが付きます。
公開中のサイトでこのチェックが入ったままになっているのは、制作直後によくあるミスです。あわせて、SEOプラグインを使っている場合は、記事ごとや投稿タイプごとのnoindexの設定も確認してください。
確認したいページをブラウザで開き、右クリックの「ページのソースを表示」で「noindex」と検索する方法でも、設定の有無を確かめられます。
robots.txtを開いて中身を見る
次に、ブラウザで「自社のドメイン/robots.txt」を開いて中身を確認します。WordPressの標準の状態では、管理画面のフォルダを止める短い記述と、サイトマップの場所が書かれていることが多いです。
当社のサイトも、管理画面のフォルダを止める指定とサイトマップの場所だけを書いたシンプルな内容です。もし「Disallow: /」のようにサイト全体を止める記述があれば、すぐに制作会社やサーバーの担当者に確認しましょう。
Search Consoleの「設定」にあるrobots.txtレポートでは、Googleが最後にrobots.txtを取得した日時や、読み込みで問題が起きていないかを確認できます(ドメイン単位のプロパティで使えます)。
URL検査で反映を確かめる
設定を変えたら、Search ConsoleのURL検査で、対象のページがどう扱われているかを確かめます。noindexを入れたページなら、インデックスから除外されている理由として、noindexの指定が表示されるはずです。
反映には時間がかかるため、設定した直後に結果が変わらなくても慌てる必要はありません。急ぐ場合は、URL検査で「インデックス登録をリクエスト」を送っておくと、確認が早まることがあります。
検索の生成AI設定を変えた場合は、数日から数週間ほどたってから、生成AIパフォーマンスレポートで表示回数の変化を確かめるとよいでしょう。
誰が何を設定したか記録しておく
検索に出さない設定は、一度入れると忘れられがちです。数年後に「なぜかこのページが検索に出ない」と調べたら、前任者がnoindexを入れていた、というのはよくある話です。
設定を変えたら、日付・対象のページ・使った方法・理由を、社内の共有メモや表に1行で記録しておきましょう。制作会社に作業を頼んだ場合も、同じ記録を残してもらうと安心です。
よくある質問(FAQ)

今回の公式ページの更新で、対応が必要になりましたか?
新しいルールが加わったわけではないため、すでに正しく設定しているサイトが対応を変える必要はありません。Googleも、既存の方法をページに反映した更新だと説明しています。
ただし、これを機に自社サイトで検索に出さない設定がどこに入っているかを点検しておくことをおすすめします。思わぬページにnoindexが残っていることがあります。
AI検索に出たくない場合、どの方法を使えばよいですか?
サイト全体をAIによる概要やAIモードから外したい場合は、Search Consoleの検索の生成AI設定を使います。ページ単位で止めたい場合は、nosnippetやmax-snippetも選択肢になります。
検索の生成AI設定で除外した場合やnosnippetを使った場合は、AI機能からの表示やアクセスがなくなります。max-snippetは使われる量を抑える方法なので、生成AIパフォーマンスレポートで現状を確認してから選びましょう。
robots.txtで止めれば検索結果から消えますか?
Webページの場合、robots.txtで止めても検索結果から消えるとは限りません。ほかのサイトからリンクされていれば、URLだけが検索結果に出ることがあります。
確実に検索結果から外したいときは、robots.txtで止めずにnoindexを使います。robots.txtが向いているのは、画像や動画のファイルを止める場合です。
検索の生成AI設定で除外すると、順位は下がりますか?
Search Consoleヘルプには、この設定は検索のほかの部分に影響するランキングのシグナルとしては使われないと書かれています。通常の検索結果の順位が下がる仕組みにはなっていません。
ただし、AI機能からのアクセスは失われます。業種によってはAI検索からの問い合わせも増えているため、外すかどうかは慎重に判断してください。
会員限定ページは、noindexを入れれば安全ですか?
noindexは検索に載せないための指示であり、ページを見られないようにする仕組みではありません。URLを知っている人は、誰でもページを開けます。
個人情報や社外秘の情報を含むページは、必ずパスワードなどで保護してください。個人情報の扱いに不安がある場合は、弁護士など専門家にご相談ください。
まとめ|止めたい範囲と目的から方法を選ぶ

Googleは2026年10月21日、検索に出す内容を制限する方法をまとめた公式ページを更新し、robotsメタタグ・data-nosnippet・X-Robots-Tag・検索の生成AI設定を一覧に加えました。新しいルールではなく、既存の方法を1ページで比べられるようにした整理です。
7つの方法は、サイト全体・ページ単位・ページの一部という効く範囲で分けると分かりやすくなります。あわせて、「検索に出さない」「AI検索に使わせない」「AIの学習に使わせない」は別の目的で、それぞれ方法が違うことを押さえておきましょう。
特に注意したいのは、robots.txtで止めたページにはnoindexもX-Robots-Tagも効かないことです。AI対策のつもりでGooglebotを止めると、通常の検索からの集客まで失いかねません。
まずは今日、自社のrobots.txtを開いて中身を確認し、WordPressの表示設定で「インデックスしないようにする」にチェックが入っていないかを見てみてください。それだけでも、検索から思わぬページが消える事故を防ぎやすくなります。
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株式会社アクセス・リンクでは、全日本SEO協会認定SEOコンサルタントの三田健司が、中小企業のホームページのSEO対策とAI検索対策をお手伝いしています。noindexやrobots.txtの設定確認から、AI検索とどう付き合うかの方針づくりまで、現状に合わせてご提案します。
Web制作とSEOに10年以上携わり、延べ1,000件以上のご相談に対応してきた経験をもとに、専門用語をできるだけ使わずにご説明します。「自社のサイトが正しく設定されているか見てほしい」といったご相談だけでもお気軽にどうぞ。
ご相談はお問い合わせフォームから受け付けています。

記事執筆・株式会社アクセス・リンク 代表取締役
Webサイト制作歴10年以上の経験を元にSEOコンサルティングを行い、延べ1,000件以上のサポート実績を誇ります。個人事業主や中小企業向けのホームページ制作やSEOコンサルティングを得意としています。
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