記事執筆:認定SEOコンサルタント 三田健司
SEO対策のひとつとして、画像の最適化は欠かせません。しかし、適切な画像サイズや圧縮方法についてどのようにすれば良いか分からない方も多いと思います。
そこで本記事では、SEOに適した画像サイズの設定方法やおすすめの画像圧縮ツール、Wordpressプラグインについて詳しくご紹介します。
これから画像最適化に取り組もうと考えている方や、既に行っているが効果が出ていないと感じている方はぜひ参考にしてください。
SEOにとって画像が重要な理由
SEOにとって画像が重要な理由はいくつかあります。まず、画像はコンテンツを豊かにし、ユーザーに視覚的な情報を提供することができます。ユーザーが画像を見ることで、コンテンツの内容や主題を理解しやすくなります。
さらに、画像はユーザーの注意を引き付ける効果があります。魅力的な画像があるページは、ユーザーの目を引き、サイトの滞在時間を延ばすことができます。これにより、検索エンジンはページの品質が高いと判断し、ランキングを上げることがあります。
また、画像は検索エンジンのクローラーにとって重要な要素です。検索エンジンはテキスト情報だけでなく、画像の情報も分析しています。正しく最適化された画像は、検索エンジンにコンテンツの内容を理解させることができます。
さらに、画像はソーシャルメディアでのシェアやリンクの生成にも有効です。魅力的な画像はユーザーの共有意欲を高め、他の人々にも閲覧・共有してもらうことができます。これにより、ページへのトラフィックが増え、検索エンジンの評価も向上します。
最後に、画像はユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。ユーザーは視覚的な情報を好む傾向があり、画像があることで情報の理解がしやすくなります。その結果、ユーザーはページに満足し、購買や問い合わせなどの行動につながる可能性が高くなります。
このようにSEOにとって画像は重要です。画像を適切に最適化し、ユーザーにとって魅力的で価値のあるコンテンツを提供することで、SEOの成果を最大化することができます。
SEOに適切な画像サイズは?
SEOに適切な画像サイズは、様々な要素によって異なりますが、Googleが公言している基準には注意すべきです。一般的なブログ記事などで使用する場合、画像の横幅を1,200pxにすることが推奨されています(引用:Google検索セントラル)。
また、SNSでのブログ画像の宣伝などをする場合、アスペクト比が重要です。Twitterなどでは「16:9」のアスペクト比が推奨されているため、これに合わせて横1200px×縦675pxが最適な画像サイズといえます。
なぜこのようなサイズが適切なのかというと、まずGoogleはパフォーマンスの向上を図るために、ページの読み込み時間を短縮することを求めています。大きすぎる画像サイズを使用すると、ページの読み込み時間が長くなり、ユーザーの体験が低下してしまいます。
さらに、モバイルファーストインデックスの時代においては、モバイルデバイスでの表示も考慮する必要があります。モバイル画面では、大きすぎる画像がページ全体を圧迫してしまい、見づらさや使いづらさを引き起こす可能性があります。
したがって、適切な画像サイズを選ぶことは、SEOにとって非常に重要な要素となります。画像の横幅が1,200pxに収まるように調整し、必要に応じてアスペクト比も考慮して最適な画像サイズを選ぶようにしましょう。
ただし、すべての画像に対してこのサイズを強制する必要はありません。内容によっては、細かな調整が必要になることもあります。ですので、最適な画像サイズを選ぶ際には、コンテンツや表示環境に合わせて柔軟に対応することが大切です。
画像を圧縮する無料ツール3選
無料で使用できる画像を圧縮するツールのおすすめ3選をご紹介いたします。
TinyJPG
TinyJPGは、JPEGフォーマットの画像を圧縮するための優れたツールです。このツールを使用すると、高品質な画像を維持しながら、ファイルサイズを最小限に抑えることができます。また、一括で複数の画像を圧縮する機能も備えているため、効率的な作業が可能です。
TinyJPGはこちら
Optimizilla
Optimizillaは、複数の画像形式(JPEG、PNG、GIF)を圧縮するための便利なツールです。このツールでは、圧縮レベルを調整することができ、画質とファイルサイズのバランスを最適化することができます。また、簡単なドラッグ&ドロップ機能を備えているため、使いやすさも魅力です。
Optimizillaはこちら
I love IMG
I love IMGは、さまざまな画像形式(JPEG、PNG、GIF、SVGなど)を圧縮するための使いやすいツールです。このツールでは、ファイルサイズを最小限に抑えながら、画質を維持するための最適な圧縮手法を選択することができます。また、クラウドベースのサービスであるため、インストール不要で手軽に利用することができます。
I love IMGはこちら
これらのツールを使用して画像サイズを圧縮することで、ウェブサイトの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
画像を圧縮するWordpressプラグイン3選
サイトをWordpressで作成しているなら、便利なプラグインがありますのでおすすめ3選をご紹介します。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerは、画像ファイルを自動的に圧縮し、ウェブサイトの読み込み速度を向上させることができます。また、JPEG、PNG、GIFの圧縮に対応しており、オプション設定を変更することで圧縮率を調整することも可能です。
EWWW Image Optimizerはこちら
TinyPNG
TinyPNGは、画像を最適化し、ファイルサイズを大幅に削減することができます。また、WebP形式への変換にも対応しており、高品質な画像を維持しながらもファイルサイズを効果的に削減することができます。
TinyPNGはこちら
Imagify
Imagifyは、圧縮率の高さと高い画質を両立させています。さまざまな圧縮オプションがあり、必要に応じて最適な設定を選択することができます。さらに、Imagifyは自動で画像を最適化する機能も備えており、手間をかけることなくサイトのパフォーマンスを向上させることができます。
Imagifyはこちら
これらのプラグインは、Wordpressユーザーにとって非常に役立つツールです。画像の圧縮により、ウェブサイトの読み込み速度を向上させ、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。ぜひ、お好みのプラグインを選んで試してみてください。
おすすめのフリー画像素材サイト
サイトやブログなどで、画像やイラストを使用する際に便利な無料の画像素材サイトをご紹介します。
pixabay
pixabayは、世界中のクリエイターが投稿した写真・素材が豊富に揃っています。多種多様なテーマやカテゴリーの写真を無料で利用できるため、幅広い用途に利用することができます。
pixabayはこちら
写真AC
写真ACは、日本人や日本の風景に特化しているため、日本をテーマにしたサイトやブログの素材として最適です。風景や食べ物、人物など、日本の魅力を引き立てる素材が充実しています。
写真ACはこちら
イラストAC
イラストACは写真ACと姉妹サイトで利用者が多く、さまざまなジャンルのイラストが揃っているため、自分のイメージに合ったイラストを見つけることができます。また、イラストだけでなく、アイコンやパターンなども取り扱っているため、デザインの幅も広がります。
イラストACはこちら
ぱくたそ
ぱくたそは時事ネタや日本風景の写真素材に特化しています。特に日本の風景や季節感を感じる写真が豊富で、日本をテーマにしたコンテンツに最適です。また、時事ネタにも対応しているため、最新のトピックを取り入れたコンテンツ制作にも活用できます。
ぱくたそはこちら
food.foto
食べ物や食器を扱った写真素材を探している場合は、food.fotoがおすすめです。美味しそうな料理の写真や、おしゃれな食器の素材が充実しており、飲食系のサイトやブログにマッチします。食欲をそそる写真で読者の興味を引きつけることができます。
food.fotoはこちら
以上、おすすめのフリー画像素材サイトの紹介です。それぞれのサイトには特徴や特化しているジャンルがありますので、用途やテーマに合わせて選んでください。無料で利用できる素材を使って、魅力的なコンテンツを作り上げましょう。
まとめ
今回は、SEOに最適な画像サイズについて解説いたしました。
ページ内に魅力的な画像があるとユーザーの精読率が高まり、サイトの滞在時間が長くなり、結果SEOに強いページとなります。
ただ、どんなに良い画像であっても、サイズや容量が大きいとページの表示速度が落ちてしまい、ユーザー体験が悪くなってします。
適切な画像サイズでユーザーにとって魅力的な画像を設置するよう心がけましょう。
記事執筆・株式会社アクセス・リンク 代表取締役
Webサイト制作歴10年以上の経験を元にSEOコンサルティングを行い、延べ1,000件以上のサポート実績を誇ります。個人事業主や中小企業向けのホームページ制作やSEOコンサルティングを得意としています。
(社)全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント
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