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Googleサーチコンソールの権限付与の設定方法を解説【2024年最新】

記事執筆:認定SEOコンサルタント 三田健司

Googleサーチコンソールは、ウェブサイトの検索エンジン最適化に欠かせないツールです。しかし、複数人で運用する場合には、権限の設定が必要になります。本記事では、Googleサーチコンソールの権限付与について解説し、設定方法から注意点まで詳しくご紹介します。

Googleサーチコンソールの権限付与とは?

Googleサーチコンソールの権限付与とは、複数人がアクセスする場合に、それぞれの操作権限を分けることです。

権限付与とは何か?

権限付与とは、ウェブサイトに関する操作をする際に必要な権限を与えることです。Googleサーチコンソールでは、検索クエリの確認やクロールエラーの解析など、様々な操作を行うことができます。そのため、担当者ごとに権限を設定して、適切な運用が行えるようにすることが大切です。権限を付与するメリットは?

権限を付与するメリットは?

権限を付与するメリットは、担当者ごとに作業を分担できることです。また、適切な権限を持つ人がいない場合、操作を誤ってデータを消してしまったり、悪意のある操作が行われることもあります。そのため、適切な権限を持つ人を設定することが大切です。

権限を持つ人の役割は?

権限を持つ人の役割は、各々の担当業務に応じて適切な操作を行い、ウェブサイトの管理を行うことです。権限の範囲内であれば、クロールエラーの解析やHTML改善、外部リンクの確認など様々な業務ができます。

Googleサーチコンソールの権限付与の設定方法

では、Googleサーチコンソールの権限付与の設定方法について説明します。

権限付与の前に準備が必要なもの

権限を付与する前に、各メンバーのGoogleアカウントを作成し、招待する必要があります。また、各メンバーがGoogleサーチコンソールにログインできるようにすることも必要です。

権限の種類とそれぞれの権限の意味と役割

Googleサーチコンソールでは、以下の3つの権限があります。
・オーナー(所有者):すべての機能を使用できます。また、他のメンバーの追加や権限変更もできます。
・フル(フルユーザー):ほとんどの機能を使用できますが、所有者の変更や他のユーザーの追加はできません。
・制限付き:データの閲覧のみが可能です。

Googleサーチコンソールの権限を付与する手順

Googleサーチコンソールの権限を付与する手順は、以下の通りです。

Googleサーチコンソールのサマリーで設定ボタンをクリック


1.サーチコンソールのサマリーの左側にある「設定」をクリック

Googleサーチコンソールの「ユーザーと権限」をクリック


2.全般設定の「ユーザーと権限」をクリックします。

Googleサーチコンソールの「ユーザーを追加」をクリック


3.「ユーザーを追加」をクリック

Googleサーチコンソールの「メールアドレスを入力」


4.権限を付与するユーザーのGoogleアカウントのメールアドレスを入力

Googleサーチコンソールの「権限」を選択する


5.「権限」を3つより選択して追加をクリック

6.正しく追加できたかユーザーと権限画面で確認して、付与したユーザーにも確認してもらう

以上がサーチコンソールの権限付与の工程となります。
ポイントとしては、権限の設定によってはデータの消去や悪意のある操作を行うこともできるため、オーナーやフルユーザーに設定する場合は注意が必要です。また、必要以上に人数を増やすことも避けましょう。

権限ごとの利用可能な機能早見表

機能オーナーフル制限付き
すべてのレポートを表示
プロパティ設定(地域ターゲティング、クロール頻度)表示のみ
URLパラメータ表示のみ
アドレス変更表示のみ表示のみ
ユーザー管理詳細詳細
インデックス登録の対象範囲表示のみ
ブロックされたURL
URL検査取得のみ
パフォーマンス
リンク
URLの削除表示のみ
リッチリザルトのステータスレポート
メッセージの受信
再審査リクエスト
リンクの否認
Googleアナリティクスアカウントとのリンク
プロパティ所有者の追加、削除
データハイライター
修正の確認
レポートリンクの共有
ユーザーの追加
サイトマップの送信
参照:https://support.google.com/webmasters/answer/7687615

権限付与の注意点とトラブルシューティング

権限付与にあたっては、注意点やトラブルシューティングも必要です。以下で詳しく説明します。

権限付与の際の注意点

権限付与の際には、以下の点に注意してください。
・必要以上に人数を増やさないこと
・適切な権限を持つ人を設定すること
・権限を設定する前に、各メンバーのGoogleアカウントを作成すること
・設定した権限が不適切な場合は変更すること

権限が正しく付与されない場合の対処法

権限が正しく付与されなかった場合は、以下の点を確認してください。
・Googleサーチコンソールにログインしているか
・正しいメールアドレスが設定されているか
・アカウントがアクティブであるか

権限を持つ人が辞めた場合の対処法

権限を持つ人が辞める場合は、以下の対処法があります。
・別の人に権限を移譲する
・その人のアカウントを削除する
・その人のアカウントを無効化する

まとめ

Googleサーチコンソールの権限付与の設定方法について、権限付与とは何か、権限の種類や設定方法、注意点やトラブルシューティングについて解説しました。Googleサーチコンソールを効果的に運用するためにも、適切な権限の設定が必要です。しっかりと設定して、運用に役立ててください。

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